今回は「40歳からの予防医学」という本の中から「健康診断結果から見る病気のサイン5選」をご紹介します!
▽40歳からの予防医学
40歳からの予防医学の概要
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岩田健太郎氏(感染症医・神戸大学教授)推薦!
“健康になるための単一解はない。大事なのは「総合点」。
本書は、巷にはびこる怪しげな健康本とは一線を画す、安心して読める健康の教科書だ“
国内外の良質な論文にもとづいた「科学的に正しい」予防医学の決定版
「もっと早く知りたかった」
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人体のメカニズムにそった正しい「知識」で自分の体を守れ!
がん、糖尿病、高血圧、食事、生活習慣、メンタル、人間ドック
人生100年時代を生き抜く「最強の基礎教養」
血液・尿検査の絶対見逃してはいけないポイントから、エビデンスのあるがんの予防・早期発見法、健康寿命を1日でも延ばす食事術と生活習慣、太く長く生きるためのメンタルケアの方法、
そして、大病になったときの再発予防・リハビリまで、正しい健康知識の超集大成!
(Amazonより)
1、上の血圧は120以下をキープする
高血圧は心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳出血など、あらゆる病気を招く恐ろしい生活習慣病です。人は年齢とともに動脈が硬くなり、心臓から全身に血液を送る際に「抵抗」が増えるので、上の血圧は高くなります。
アメリカで約1万人を対象に行われた研究では、
「上の血圧が120未満だった人は死亡率や心臓病の発生率が低かった」という結果が出ました。
40歳を過ぎたら血圧計を購入し、日頃からチェックしましょう。
2、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は5.6以下にする
HbA1cは糖尿病に関する指標で、「2〜3ヶ月間の血糖値の平均」を表しています。血糖値が高い状態が続くと、血管が傷いて動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がります。
血糖値は食事した後に急上昇するなど、一日の中で激しく変動します。
そのため、HbA1cも合わせてチェックしましょう。
大まかな基準として、HbA1cが5.7〜6.4になると、糖尿病予備軍に分類されます。
3、LDLコレステロールは160から注意する
LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」とも呼ばれていますが、体に必要な存在です。ホルモンの材料になったり、細胞にとって必要な細胞膜を作るのに欠かせません。
しかし、多すぎる場合は血管をつまらせ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが増えます。
コレステロールが高い4万7000人の日本人を集めて行われた研究によると、
「LDLが160を超えると心臓病のリスクが2.6倍に、180を超えると5.7倍になる」という結果が出ています。
「160を超えたらできれば受診、180を超えたら必ず受診」と覚えておきましょう。
4、尿酸値は7以下にする
尿酸とは、細胞の中に含まれるプリン体が代謝され発生する物質で、「痛風」や「尿管結石」の原因になります。研究では、尿酸値が7台だった人の5年間の痛風発症率(はっしょうりつ)は2%ですが、9台で20%、10以上で30%という結果が出ています。
プリン体と言えばビールが有名ですが、アルコールの入っているお酒全般にプリン体は多く含まれています。
プリン体の摂取量は1日400mgを超えないようにしましょう。
5、「尿タンパク」と「GFR」をチェックする
腎臓病(じんぞうびょう)は「腎臓の機能が気づかないうちに低下していく病気」です。人工透析が必要になり、生活の質も劇的に下がります。
そこでチェックするのが「尿タンパク」と「GFR」です。
腎臓病になると本来体に残すタンパク質が尿に漏れているので、尿検査の「尿タンパク」でわかります。
ただし、運動をした後やタンパク質を多く摂取した後は、異常がなくても陽性になる場合があるので、その場合は再検査をおすすめします。
GFRはクレアチニンを年齢や性別で調整した数値で、45以下だと腎臓病の疑いがあります。
クレアチニンは運動した後に筋肉から生じる「ゴミ」です。
腎臓の機能が落ちると、このゴミを尿に排出する機能が落ちます。
クレアチニンは筋肉量や運動量によって個人差があるので、健康診断の結果に載っていない場合は、
日本腎臓学会のHPにある「測定ツール」に数値を入力し、GFRに変換します。
40歳からの予防医学のまとめ
最後にまとめです。健康診断結果から見る病気のサイン5選
1、上の血圧は120以下をキープする
2、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は5.6以下にする
3、LDLコレステロールは160から注意する
4、尿酸値は7以下にする
5、「尿タンパク」と「GFR」をチェックする
それではまた!
▽40歳からの予防医学
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