【書評・要約】ハック思考〜少ない労力で大きな成果をあげる思考法〜

ハック思考

読書大好きゆーぽん(@jiyucho33)です!

最近、とあるネット番組でKaizen Platformの須藤憲司さんという方を知りました。

Kaizen Platformという会社は、例えばサイトの訪問者を分析して、どういうデザインなら離脱率を下げて成約率が上がるのかなどを検証&アドバイスをする企業です。

他にも大学の退学者を減らすアドバイスなどもされているそうです。

(大学の退学者を減らすためには、入学してすぐに友達を作れるようにオリエンテーションなどを実施するなどの方法があるそうです。)

とても効果的な解決策で面白いと思っていました。

そんな中、須藤さんの著書が発売されるとのことで即購入。

実際に読んでみるとサラリーマンから個人事業主、経営者まで、ビジネスマンなら誰でも役立つ内容で参考になりました!

そこで今回は“少ない労力で大きな成果をあげる思考法”「ハック思考」を紹介します!

▽ハック思考

ハック思考の評判

ハック思考の紹介文

創業2年半で顧客の売り上げを240億増やしたスーパーグロースハッカー、初の著書。
売上を増やしたい、PVを伸ばしたい、退会率を下げたい… 。
どんなビジネスでも、2ステップでハックし、劇的に成果を上げる!
ただ努力するだけでは成果が出ない時代の、普遍的な思考法。
他人が気付かない法則を発見しシステムのスキマに介入せよ。
(Amazonより)

ハック思考はこんな人におすすめ

  • 成績を上げたいサラリーマン
  • 販売実績を上げたい店長
  • 事業を改善し結果を出したい経営者
  • ヒットする企画を生み出したいプランナーやクリエイター
  • 成約率を上げたいWEBデザイナー

著者の須藤 憲司さんってどんな人?

2003年に早稲田大学を卒業後、株式会社リクルートに入社。
同社のマーケティング部門、新規事業開発部門を経て、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ執行役員として活躍。

RING(新規事業)もARINA(イノベーション)、トップガン(大手営業)、経営への提言(論文)全て獲得の全社表彰グランドスラムも達成。

その後、2013年にKaizen Platform, Inc.を米国で創業。現在は日本、US、韓国、台湾の4拠点で事業を展開。
WebサービスやモバイルのUI改善する「Kaizen Platform」、動画広告改善の「Kaizen Ad」、世界40ヶ国10000人以上のネット専門人材ネットワークからクラウド上で企業のデジタルマーケティングチームを提供する「Kaizen team for X」を提供。

(Amazonより)

ハック思考のポイント

  1. ハック思考とは「少ない労力で大きな成果をあげる思考法」
  2. ハック思考は不確実な時代を生き抜くための知恵
  3. ハック思考に必要な3つの引き出し「視点」「方法」「勇気」

ハック思考とは?

やっている事は非常にシンプル。なのに効果的。これがハックの威力です。

「極めて少ない労力とコストで大きな成果をあげる」

これをいかに実現するか?が本当の知恵を絞りどころなわけです。

ハック思考の例として、本書で取り上げられていた「エレベーターの待ち時間を短縮する方法」がとても参考になります。

とあるオフィスビルでは「エレベーターの待ち時間が長い」と多くのクレームを受けていました。

あなたならどうしますか?

エレベーターの増設?高速なエレベーターへの機種変更?どれも大幅なコストがかかりそうです。

最終的な結論としては「各階のエレベーターの前に大きな鏡を置くこと」。

するとエレベーターに対するクレームは1件もなくなりました。

これが「極めて少ない労力とコストで大きな成果をあげる」の良い例ですね。

ハック思考の2つのステップ

世界をハックするのに複雑なプロセスは必要ありません。

1. 人と違う規則性や法則を見つける。
2. その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する。

というたった2つのステップで実行できます。

エレベーターの例で考えてみると、

①人と違う規則性や法則を見つける。
→待ち時間が長いからクレームが起きている→待っていることを認識している時間が長いからクレームが起きている。

②その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する。
→他に暇つぶしになるもの=鏡を置いて待っていることを認識する時間を減らす。

ということになります。

特別な才能がなくても思考法を変えるだけで、仕事、勉強、スポーツ、恋愛、子育てなど様々なジャンルで活用することができます。

ハック思考の重要性

なぜハックすることがこれからますます重要になってくるのか?

・問題の1つ目
世界中で今まで想定もしていなかった相手と競争している。
その新しい競争相手はこれまでのルールを書き換えていく。
誰もが予測不能な不確実性の時代に突入している。

・問題の2つ目
人生100年時代になり労働寿命が伸びる中で企業寿命が短くなっている。
誰もが複数の企業、産業、職種を複線的に渡り歩く時代が来ている。

・問題の3つ目
そんな中で、これから日本は急速に人口が減るので、働き方改革で時間あたりの生産性を高めないといけない。

過去の蓄積などでは到底太刀打ちできないため、何とかして単位時間あたりの成果を高めないといけない。
その解決策として、皆で世界をハックすることを提案したいわけです。

現代社会は様々な問題を抱えています。

今や当たり前となっているAmazonですが、その影で本屋やおもちゃ屋が減少しています。

個人の寿命が伸びたおかげで人生は100年時代に突入。

日本国内では人口減少に歯止めがかからず、働き手も不足しています。

これらの問題に対して、お金と時間のコストを投資続けるのは難しい。

そんな時にハック思考を使って問題を乗り越える必要があります。

ハック思考に必要な3つの引き出し

僕自身の失敗も成功も含めた経験を通じて学んだ暗黙知や皮膚感覚を共有することで、あなたが自分の身の回りの世界をハックして大きな成果を上げていく事の力になれればと思い本書を書きました。

暗黙知や皮膚感覚を「視点」「方法」「勇気」という3つの引き出しに整理して、ハック思考をお伝えしていきたいと思います。

ハック思考には「暗黙知」や「皮膚感覚」が大事と繰り返し書かれています。

暗黙知や皮膚感覚と言われても言語化が難しいですね。

そこで、「視点」「方法」「勇気」とそれぞれ分けて学ぶことで、体験がしたことがない方でも自分レベルに落とし込むことができます。

先ほどもご紹介しましたが、ハックするには2つのステップが大事です。

  1. 人と違う規則性や法則を見つける。
  2. その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する。

「視点の引き出し」がないと規則性や法則を見つけることができません。

「方法の引き出し」がないとシステムのスキマに介入する対策がわかりません。

そして「勇気の引き出し」がないと、せっかく思いついた対策やアイデアを実行に移すことができないのです。

「視点」「方法」「勇気」という3つが揃ってはじめてハック思考になります。

視点の引き出し

最初は視点の引き出しです。
モノゴトの見方の引き出しと言う意味ですが、世界を違った角度から見つめるといっても、どんな角度から見ればいいのか?は一朝一夕には出てきません。
結局物事の見方にもパターンがあるわけです。

有名なのは鳥の目、虫の目、魚の目という3つの視点です。

* 鳥の目:高い視点、広い視野、全体観
* 虫の目:深い視点、狭い視野、詳細把握
* 魚の目:流れを読む、客観、相対性、大局観

この3つのモノゴトの見方があると言うことを理解しておくだけで視点の幅が広がります。

私は「鳥の目」「虫の目」は聞いたことがあったのですが、「魚の目」は初めて知りました。

確かに、攻める時か、守る時か、タイミングが重要ですね。

著者の須藤さんが3つの視点で見つけた「最強のビジネスモデル」という話も面白かったです。

  • 宗教:人の信仰心に根ざしているため、人がいれば市場開拓が可能
  • 賭博:人の欲や中毒性に根ざしているため、人がいれば市場があるのと同義
  • 資源:地球に存在するものを採掘しているので原価がタダ
  • 国家:生活ので中で当たり前にあることやものに税金という名の手数料をかけているので、頑張らなくても売上があがる

まとめると、

  • 市場成立のハードルが低い
  • 裾野が広い
  • 原価がタダ
  • 普通の生活の中に当たり前にある事やモノに手数料がかけられる

このようなビジネスモデルが強いと考えました。

方法の引き出し

実際の仕事や生活で最も役に立つのがこの「方法の引き出し」です。

ハックを仕掛けるのは構造に対してです。その構造、メカニズムをよく理解しておくことで、取れる策の幅が広がってくるのです。

手段をたくさん引き出しに持っておく事は、トランプのカードをたくさん持っていることと似ています。様々なカードを持っていることでゲームを有利に運べますよね。

方法の引き出しをあなたが持っているだけで、切れる手札が、選択肢が増えるのです。

方法の引き出しでは「言葉・身体性・お金と時間・組織・認知」の5つが大事です。

  • 言葉:それを表現する言葉がない場合、その概念を理解できない
  • 身体性:五感の中でも圧倒的に視覚が情報量が多い
  • お金と時間:忙しい現代において、時間はお金よりも希少
  • 組織:実行できる素晴らしいチームを作る
  • 認知:「我々にはできない事がたくさんある」と認識する

それぞれの細かい説明はここでは割愛しますが、ハック思考を持つにはどれも重要です。

何かが欠けてしまうと、問題に対して新しい視点を持っても対応することができません。

勇気の引き出し

実際に行動に移すときに重要なのは思い切りです。

その思い切りは経験の中で培われていくものなので、僕自身の情けない経験を告白しながら、それを追体験することで皆さんの皮膚感覚に「勇気の引き出し」を加えられれば幸いです。

ハック思考の本の中で最初、ここは必要なのか?と思いました。

しかし、読み進めていくと絶対に外せない章ということがわかりました。

他とは違う規則性や法則を見つけ、それを解決できる方法を持っていたとしても、いざ実行する時には大きな決断をしなくてはいけません。

もちろん失敗するリスクもあります。

それでも実行するために「勇気」は必要なのですね。

人によってはこれが一番難しいのかもしれません。

ハック思考のまとめ

  • ハック思考とは「極めて少ない労力とコストで大きな成果をあげる思考法」

  • ハック思考の2つのステップ
    ①人と違う規則性や法則を見つける。
    ②その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する。

  • ハック思考は不確実な現代を生き抜くための知恵となる。

  • ハック思考に必要な3つの引き出し「視点」「方法」「勇気」

  • 「視点の引き出し」…鳥の目、虫の目、魚の目で規則性や法則を見つける。

  • 「方法の引き出し」…対策、手段をたくさん持っておく。

  • 「勇気の引き出し」 …行動に移すときは思い切りが必要。

▽ハック思考

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