【書評・要約】苦しかったときの話をしようか〜USJをV字回復させた凄腕マーケッターの仕事論〜

苦しかったときの話をしようか

読書大好きゆーぽん(@jiyucho33)です!

今回は「苦しかったときの話をしようか」を紹介します。

著者は経営危機だったUSJをV字復活させた凄腕マーケター・森岡毅さん。

森岡さんの著書『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』も人気ですが、この「苦しかったときの話もしようか」も話題なので読んでみました。

そして…この本もとても良かった!

今回の本は企業経営の本ではなく、「個人の価値を上げるキャリア本」。

マーケティングやブランディングなど、専門用語がわからないという人にもわかりやすく書かれています。

全体を通して父から子供に送る手紙という内容で、語りかけるように書かれているのでとても読みやすかったです。

特に最後の「苦しかったときの話もしようか」の章は感情が乗った文章で苦しさがリアルに伝わってきます。そして、それをどう乗り越えたかも必見。

仕事やキャリアで悩んでいる人におすすめの一冊です。

▽苦しかったときの話をしようか

苦しかったときの話をしようかの評判

苦しかったときの話をしようかのポイント

  1. 成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない。
  2. 自分の強みを見つける近道は「社会との関わりで気持ちよかったこと(=自分が好きなこと)」をあげる。
  3. 苦しくても辛くても「きっと何とかなる」。

苦しかったときの話をしようか

苦しかったときの話をしようかはこんな人におすすめ!

  • 仕事のキャリアを考えたい人
  • 転職を考えている人
  • 仕事で成果を出したい人
  • 現在仕事で悩みを抱えている人
  • マーケティングやブランディングについて知りたい人

著者の森岡毅さんってどんな人?

  • 戦略家・マーケター。
  • 高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイデアを生み出すノウハウ、マーケティング理論等を形式知化した「森岡メソッド」を開発。
  • 経営危機にあったUSJに導入し、わずか数年で劇的に経営再建した。
  • 1996年、P&G入社。日本ヴィダルサスーン、北米パンテーンのブランドマネージャー、ウエラジャパン副代表を経て2010年にUSJに入社。
  • 2017年、USJを退社し、マーケティング精鋭集団「刀」を設立。
  • 「マーケティングで日本を元気に」という大義の下、数々のプロジェクトを推進。
  • USJ時代に断念した沖縄テーマパーク構想に再び着手し、注目を集める。
  • 主な著作「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」

苦しかったときの話をしようか

残酷な世界の「希望」

残酷な世界の希望とは何か?

この世界は作った神様にとっては極めてシンプルな“平等の精神”に根ざしているのだが、その結果の偏りは一人ひとりにとって極めて“不平等”になるのだ。

神様の正体は「確立」であり、一つ一つの事象の配分は極めて平等に“ランダム”に行われているが、結果には“偏り“がある。

したがって、神様のサイコロの結果、1人で幸運を3つも4つも享受する人もいれば、1人で不幸を3つも4つも背負う人もいる。

それこそがこの世界の残酷な真実だ。

残酷な世界と向き合って、自分はどうやって生きていくのか?キャリアはその質問に対する一人ひとりの答え。

本書で解いているのは「神様のサイコロで決まった持って生まれたものを、どうやってよりよく知り、どうやって最大限に活かし、どうやってそれぞれの目的を達成するのか」と言うことに他ならない。

そのために己の“特徴”を知ること、特徴を強みとして発揮できる“文脈”を見つけること、そして強みを徹底的に伸ばすこと、それらがなぜ重要なのかを子供たちに理解させるために具体的に解説している。

やりたいことがわからなくて悩む君へ

やりたいことがわからないのは何故か

問題の本質は、君が世界のことをまだよく知らないことではなく、君が自分自身のことをよく知らないことだと気づけば解決への扉が開くだろう。

問題の本質は外ではなく、君の内側にあるのだ。

やりたいことが見つからないのは、自分の中に「軸」がないからだ。

自分の中に基準となる「軸」がなければ、やりたいことが生まれるはずも得られるはずもない。

採点基準がないのに、自分の演技をどうしていきたいとか、目の前の演技の良し悪しを判断しろとか言われても、それは反応できない“無理ゲー“だ。

目の前のリンゴとミカンは無目的に選べるが、人生に少なからず影響与える職選びはそうはいかない。

人が重大な選択を迫られる時、「軸」がないこと自体が大きな苦しみの原因になる。

君の宝物はなんだろう

今の自分を肯定することから見えてくるものがある。それをこれからじっくりと考えてみよう。

成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない。

その成功を生み出す強みこそが、君の「宝物」だ。

ここまでの20数年間、大成功した君を支えてきた「宝物」はなんだろう?

同じ特徴が「宝物」になるか弱点になるかを決めているのは“文脈”である。

「空気を読めない!」と言われる人の同じ特徴が、別の文脈では「場に流されず自己主張がしっかりできる」と言う宝物になる。

自分を一度全て肯定しながら、自分の特徴としての凸凹を際立った凸を探すことが大事になる。

キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている“特徴“を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということ。

学校では教えてくれない世界の秘密

君の年収を決める法則

人の年収はどうやって決まるか?実は君が職業を決めた瞬間にほぼ自動的に決まってしまうのだ。

ここでは君の年収を決めている3つの大きなドライバーを紹介する。

1. 職能の価値:物の値段が決まる時と同様に、その人の持っている職能(スキル)に対する需要と供給で年収がきまる。
2. 所属する業界の構造:同じ職能でも、産業や業界の構造によって、たくさんの給料払える場合とそうでない場合が存在する。
3. 成功度合いによる違い:同じ職能でも同じ業界でも、成功の程度によって年収は変わる。

君がどの職能を念頭にどの業界のどの会社に就職するかを選んだ時点で、将来における君の年収はほぼ自動的に決まっている。

ここまでを受け入れた上で助言したいことが2つある。

まずは「年収の期待値の上下を知った上で、それでも自分にとって情熱を持てる好きな仕事を選ぶべき」という事。

好きでないと3つ目の成功度合いを上に持っていくことが困難だから。

その次に覚えておいてほしいのは「どの業界でもある程度のプロになれば、それまで培ったスキルと実績を土台にして職能のステップアップが可能になる」ということ。

例えばカレー屋の大将は、そのノウハウ自体を売るビジネスモデルにステップアップできる。

自分の強みをどう知るか

君の強みをどうやって見つけるのか

自分の強みをどれだけ早く見つけて、武器として認識して、それを磨いて伸ばしていくことに集中できるかがキャリアの明暗を分けることになる。

認識できなければ強みは活用できないし、磨くこともできない。

だから自分の強みを探す具体的な考え方をまとめてみようと思う。

強みとは、自分の「“特徴”とそれを活かす“文脈”がセット」で初めて発揮されることを思い出してほしい。

この2つがセットになっている構造を逆用する。

いきなり特徴を掴み取るのが難しいなら、想像しやすい文脈から掴み取る方が容易である。

強みを見つける最大の近道は、「社会との関わりで気持ちよかった文脈(=自分が好きなことをしている文脈)」をどんどん列挙することだ。

君が“好きなことをしている文脈”こそ、君の特徴が強みとして既に発揮されている可能性が極めて高いからだ。

自分をマーケティングせよ!

君自身をブランドにする

ブランドは自然にできるものだと思っている人も少なくないのだが、真実はそうでは無い。

一流のマーケターはブランドを意図的に設計したり、改造したりするノウハウを持っているのだ。

購買者に選んでもらう確率を高めるための要素を選び出し、逆算してそのイメージを組み込んだブランドを購買者の頭の中にイメージとして構築していく。

自分自身をブランディングしてみよう。

ブランディングするために最も必要なものは、人間だろうが企業ブランドだろうが変わらない。

それは自分と言うブランドの設計図だ。

自分自身の「キャラ設定」を明確に書き出して、出来る限りその設定通りに日々行動するのである。

苦しかったときの話をしようか

劣等感に襲われるとき

人はどういう時に最も苦しいのか?それは働いて働いて、死ぬほど忙しい時では決してない。

会社や上司や周囲の評価が厳しい時は、辛いのは間違いないけれども、それも最も苦しい時では無い。

人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっている時。自分自身で自分の存在価値を疑う状況に追い込まれたときた。

周囲の塩評価も、自分で自分を疑い始める導入に過ぎない。

君からは好きなことばかりやって何でも実現してきたように見えても、キャリアの途上で情けないことや惨めなことがたくさんあった。

しかし、「きっと何とかなる」ことを覚えておいて欲しい。

一人一人が似たり寄ったりの苦しさと向き合って、それでもなんとか生きてきたことを、そして大抵の人がハッピーになれたことを忘れてはいけない。

苦しい時ほどそのことを忘れてしまうから、そういう時にこそ思い出して欲しい。

その他、役立つポイント

  • 会社と結婚するな!職能と結婚せよ
  • 持たない人が稼ぐ方法
  • 会社の将来性を見極めるコツ
  • まずは「目的」を立てよう
  • 面接で緊張しなくなる魔法
  • 自分をブランディングする設計図4つのポイント
  • キャリアとは自分をマーケティングする旅である
  • 自分が信じれないものを、人に信じさせるとき
  • 無価値だと追い詰められるときの対処法
  • 行動を変えたいときのコツ

苦しかったときの話をしようかのまとめ

  • 何かを達成するためには、「己の“特徴”を知り、特徴を強みとして発揮できる“文脈”を見つけ、強みを徹底的に伸ばす」。

  • やりたいことが見つからないのは、自分の中に「軸」がないから。

  • 成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない。

  • 年収を決める3つの要素「職能の価値」「所属する業界」「成功度合い」 。

  • 自分の強みを見つける近道は「社会との関わりで気持ちよかったこと(=自分が好きなこと)」をあげる。

  • 自分をブランド化するためには「キャラ設定」を明確にする。

  • 苦しくても辛くても「きっと何とかなる」。

苦しかったときの話をしようかの紹介文

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