【書評・要約】僕らはSNSでモノを買う〜これからの時代のSNSマーケティング必読書〜

僕らはSNSでモノを買う

読書大好きゆーぽん(@jiyucho33)です!

今回はSNSマーケティングの必読書「僕らはSNSでモノを買う」を紹介します!

著者はWebマーケティングメディアとして有名な「ferret」の創刊編集長として活躍された飯高悠太さん。

そんなマーケティングのプロフェッショナルが書いた最新のSNSマーケティング本です!

だれしもSNSで商品やサービスを知って購入した経験はあると思います。

普段マーケティングを学ぶ機会が少ない方は難しそう…というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、この本は会話形式と説明文のバランスが良く、親しみやすいイラストもあり、とてもわかりやすかったです。

マーケティングに関するお仕事をされている方だけでなく、経営者や個人事業主、ブロガーやライターなど、何か商品やサービスを販売している人はとても参考になる本です。

▽僕らはSNSでモノを買う

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僕らはSNSでモノを買う [ 飯高 悠太 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2019/9/5時点)

僕らはSNSでモノを買うの評判

僕らはSNSでモノを買うの紹介文

キーワードはUGC(ユージーシー)とULSSAS(ウルサス)。
業界の若き第一人者が明かす、SNSマーケティングの新法則!

株式会社ホットリンク執行役員CMO飯髙悠太、はじめての書籍!
UGC(ユージーシー)を起点に、ULSSAS(ウルサス)をうまく回し、売れ続けるサイクルを!

【UGCとは】
ユーザーが自分の意思で投稿したコンテンツであるUser Generated Contentsのことで、モノが売れない時代を切り開く鍵となる。

【ULSSASとは】
UGC(ユーザーが作ったコンテンツ=口コミ)

Like(いいね)

Search1(SNSで検索)

Search2(ヤフー、グーグルなどで検索)

Action(行動・購買)

Spread(拡散)
という流れを指す造語。
SNS時代に、どのように情報が伝播するかを追いかけた結果生まれた概念

SNSによって、誰もがメディアになり、誰もがコンテンツの作り手になれる時代がやってきました。
このことを、どのようにして商品やサービスの購入につなげていくことができるでしょうか?
その鍵となるのが、「UGC」と「ULSSAS」
小手先のテクニックではなく、本当に良いものを、それを必要とする人へ届ける。その方法をご紹介いたします。
(Amazonより)

僕らはSNSでモノを買う

僕らはSNSでモノを買うのポイント

  1. 自然発生する口コミ「UGC」がこれからの時代のSNSマーケティングの要となる。
  2. UGCの特徴は「情報の信頼性が高い」「行動転換(態度変容)が起こりやすい」「シェアされやすい」
  3. SNS時代の購買プロセスはUGCを起点とした「ULSSAS」というサイクルになる。

僕らはSNSでモノを買う

僕らはSNSでモノを買うはこんな人におすすめ

  • マーケティングに興味がある人
  • 経営者、マーケター、コンサルタント
  • ブロガー、ライター、インフルエンサー

著者の飯高悠太さんってどんな人?

  • 2009年、株式会社クラッチ時代にメディア「ソーシャルメディアのハンパない状況」を立ち上げる。
  • 2014年、株式会社ベーシックでWebマーケティングメディア「ferret」を立ち上げ、創刊編集長となる。立ち上げ4年で37.5万会員に成長。
  • 2019年、株式会社ホットリンクでマーケティング責任者を務め、支援企業のSNSコンサルティングを実施。これまで100社以上のコンサルティングを経験する。

僕たちのメッセージはどうすれば届く?

企業はSNSでガンガン宣伝すればいい?

これからの時代、SEO対策やリスティング広告だけではやっていけなくなる理由は2つあります。

1つ目は「この商品を買いたい」と思って検索をしてくる層、つまり顕在化している客を相手にするだけでは、この少子高齢化の時代、マーケットが広がらないこと。

もう一つは検索ワードを争うライバルが増えるほどSEO対策やリスティング広告が難しくなること。

リスティング広告に関しては、広告を出したい人がどんどん増えているのでユーザが広告をクリックしたときに支払うクリック単価がどんどん上がっていく。

顧客1人を獲得する単価(CPA=顧客獲得単価といいます)が上がれば上がるほど、収益が下がる。

この単価上昇傾向はオリンピックまでは確実に続き、その後もおそらく戻らない。

だからSEO対策やリスティング広告だけでなく、それ以外の方法で顧客にアプローチする手段が必要。

じゃぁ企業アカウントで何をすればいいの?

UGC(User Generated Contents)とはユーザが作ったコンテンツ。つまり企業が打ち出す広告ではなく、ユーザが自分の意思で投稿するコンテンツを指します。

今の時代、どんな人でもコンテンツを作ることができます。

個人の投稿の方が、企業広告よりも大きな力を持つ時もあります。

個人のつぶやき140文字も立派なコンテンツなのです。

UGCはTwitterやInstagram、Facebookであればユーザの投稿コメントや写真や動画などを指す。

LINEやYouTubeでも同様。

人は企業が出した広告ではなく、自然発生した口コミ、つまりUGCの方をより強く信頼する。

この自然発生する口コミUGCこそ、これからの時代のSNSマーケティングの要になる。

UGCはなぜ大事?

UGCには3つの特徴があります。

・情報の信頼性が高い。
・行動転換(態度変容)が起こりやすい。
・シェアされやすい。

情報の信頼性が高い

情報量が爆発している現代では、そもそも情報自体が見てもらえない。
しかし、自然発生した口コミ(=UGC)は情報爆発時代にもユーザーに届く。

行動転換(態度変容)が起こりやすい

誰だって、広告で商品を勧められるより、友達に勧められた方が行動を変えやすい。
ただ認知されるだけではなく、その後のユーザー行動、購買行動まで動かすことができる。

シェアされやすい

企業の宣伝に貢献したくてSNSをやっている人はいない。
企業の宣伝よりもUGCの方がユーザの共感を生みやすいし、シェアされやすい。

SNSマーケティングの鍵はUGCである。

なぜアカウント運用だけじゃダメなのか

企業だけが情報の発信者になるわけではなく、様々な場所でUGCが生まれます。

SNSマーケティングでは、この自然発生したUGCをさらに大きく広げていくことが大事になります。

言い換えればSNSを利用している8000万人もの“パーソナルメディア”にどう取り上げてもらうか、どう広げてもらうかを考えるのが、UGCを起点にしたSNSマーケティングなのです。

UGCを増やしたり広げたりするためには、大きく分けて2つの方法が考えられます。

  • UGCが生まれやすい企画を考える。
  • 生まれたUGCを効果的に広げる。

自然発生した口コミは、広告で商品を認知した見込み顧客よりも購買につながりやすい。

UGCが増えれば増えるほど、アテンション(認知)が増え、入り口が大きくなり、コンバージョン(獲得できる購買やユーザー数)も上がる。

SNS時代の購買はULSSASになる。

SNS時代の購買プロセスを僕達は「ULSSAS」と名付けている。

ULSSASというのは、UGC(ユーザーが作ったコンテンツ=口コミ)→Like(いいね)→Search1(SNSで検索)→Search2(ヤフー、グーグルなどで検索)→Action(行動・購買)→Spread(拡散)という流れを指す造語。

SNS時代に、どのように情報が伝播するかを追いかけた結果生まれた概念。

この購買プロセスの特徴、はまずUGCが起点になっている。

情報爆発時代には自然発生的な口コミが1番大きな力を持つ。

この口コミを、購買サイクルのトップに置いていることがポイント。

商品を買ったりサービスを受けたりしたユーザが、「この商品(サービス)すごくいい!」とつぶやいたとする。このUGCがすべてのスタートになる。

個人がそれぞれメディアを持っていると言う考え方である。

僕たちのメッセージはどのように作ればいい?

UGCが発生しない時こそコンテンツマーケティング

UGCが自然発生しない時こそコンテンツマーケティングが重要になります。

サービスを立ち上げたばかりの人や、BtoBの商材やサービスは、UGCが生まれにくいのでUGCのきっかけを自ら作る必要があります。

UGCが生まれていない場合はコンテンツを作ることでUGCの発生のきっかけを作ることができる。

すでにUGCが生まれている場合は、コンテンツマーケティングと組み合わせることで、よりUGCが広がり、ULSSASが回りやすくなる。

どうしてコンテンツマーケティングが注目されているの?

コンテンツマーケティングが注目されている理由の1つは、「潜在顧客層にアプローチできる手段」だからです。

この少子高齢化が進んだ時代に、商品やサービスの売り上げを伸ばすためには潜在層に向けたアプローチが必要になってきています。

これまで潜在顧客層にアプローチできる手段はテレビCMや新聞広告などのいわゆる「マス広告」と言われる手段くらいしか方法がなかった。こういったマス広告は費用も高額。

SEO対策やリスティング広告は、すでに「検索ワード」を入れられるくらい、顧客の希望が顕在化しているときにしか効かない。

しかし、ブログ、動画配信、記事配信、オウンドメディアの運営などのコンテンツマーケティングは、潜在的にその商品やサービスを必要としている顧客にまでアプローチできる可能性がある。

コンテンツマーケティングは継続的なマス広告が出せない中小企業や個人事業主にとって、潜在顧客層にアプローチできる数少ない手法。

それだけではなく、コンテンツマーケティングはまだ商品を購入するかどうか迷っている顧客の育成にも役立つ。

コンテンツマーケティングで配信した記事や動画が、最後のひと押しになることもある。

単にアテンションを増やすだけでなく、顕在顧客層に対してもアプローチできる手法である。

その他、役立つポイント

  • バズらせればいいわけじゃない。
  • SNSで売上を出しやすい商品、出しにくい商品
  • スモール・ストロング・タイの法則
  • UGCを発生する仕掛け
  • Twitter以外のSNSマーケティング
  • 炎上の防ぎ方
  • まだPVで消耗してるの?
  • 誰のどんな悩みを解決するの?
  • メディアは量なのか?質なのか?
  • どの数字をチェックすればいいの?

僕らはSNSでモノを買うのまとめ

  • これからはSEO対策やリスティング広告だけではやっていけなくなる。

  • 自然発生する口コミ(UGC)がこれからの時代のSNSマーケティングの要となる。

  • UGCの3つの特徴は「情報の信頼性が高い」「行動転換(態度変容)が起こりやすい」「シェアされやすい」

  • 自然発生した口コミ(UGC)は、広告で商品を認知した見込み顧客よりも購買につながりやすい。

  • SNS時代の購買プロセスは「ULSSAS」

  • UGCが自然発生しない時こそコンテンツマーケティングが重要。

  • コンテンツマーケティングが注目されている理由は「潜在顧客層にアプローチできる手段」だから。

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