読書大好きゆーぽん(@jiyucho33)です!
今回は「GRIT/グリット〜やり抜く力〜」の要約&書評を紹介します。
仕事、勉強、スポーツ、ダイエットなど、誰しも達成したい目標があると思います。
しかし、必ずしもうまくいくとは限りません。
そこでキーワードになるのがGRIT(やり抜く力)です。
才能よりも、やり抜く力がある人が結果を出すことができるということを様々な実験データにより証明される本です。
話題になったことがきっかけで読んでみましたが、面白くて一気に読んでしまいました。(現在は本棚の一軍入り)
何か達成した目標がある方、何でもすぐに投げ出してやめてしまう方におすすめの本です。
▽GRIT/グリット〜やり抜く力〜
GRIT/グリット〜やり抜く力〜の概要
ハーバード×オックスフォード×マッキンゼーの心理学者が「人生のあらゆる分野での成功に必要な最重要ファクター」をついに解明!
世界の「能力観」「教育観」を根底から変えた話題の世界的ベストセラー!ビジネスリーダー、エリート学者、オリンピック選手…成功者の共通点は「才能」でも「IQ」でもなく「グリット」(やり抜く力)だった!
バラク・オバマ、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ…
錚々たる権威がその重要性を語り、米教育省が「最重要課題」として提唱する「グリット」の秘密を初めて解き明かした一冊!
(Amazonより)
GRIT/グリット〜やり抜く力〜の要約
GRIT/グリット〜やり抜く力〜の要約ポイントは以下の3つです。
- 「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す
- 努力は「二重」に影響する
- 「やり抜く力」を強くする4ステップ「興味」「練習」「目的」「希望」
それでは一つづつ解説していきます。
「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す
どんな分野であれ、大きな成功を収めた人たちには断固たる強い決意があり、それが2つの形となって現れていた。
第一に、このような模範となる人たちは、並外れて粘り強く、努力家だった。
第二に、自分が何を求めているのかをよく理解していた。決意だけでなく、方向性も定まっていたと言うことだ。
このように、みごとに結果を出した人たちの特徴は、「情熱」と「粘り強さ」をあわせ持っていることだった。
つまり「グリット」(やり抜く力)が強かったのだ。
顕著な功績を収めた人たちは皆、粘り強さの鏡のような人だった。
なぜそこまで一心不乱に仕事に打ち込むことができたのだろうか?
そもそも彼らは自分の目指している大きな目標に簡単にたどり着けるとは思っていなかった。まさに自己満足とは正反対だった。
しかし、彼らは満足しない自分に満足していた。
どの人も自分にとって最も重要で、最大の興味のあることをひたすら探求していた。
そして、そんな探求の道のりに大きな満足を覚えていた。
つまらないことやイライラすることや辛いことがあっても、あきらめようと夢にも思わなかった。
彼らは変わらぬ情熱を持ち続けていた。
努力は「二重」に影響する
才能×努力=スキル
スキル×努力=達成「才能」から「達成」に至るまでの過程を説明する、2つの単純な方程式。
「才能」とは努力によってスキルが上達する速さのこと。
一方、「達成」は習得したスキルを活用することによって現れる成果のことだ。
もちろん、優れたコーチや教師との出会いなどの「機会」に恵まれることも非常に重要だ。
しかし私の理論ではそのような外的要因や「幸運」は考慮しない。
私の理論はあくまでも「達成の心理学」に関する議論であり、成功要因は心理学的なものだけではない以上、不完全なものだが役に立つと考えている。
この理論が示しているのは、複数の人々が同じ状況に置かれた場合、各人がどれだけのことを達成できるかは、「才能」と「努力」の2つにかかっているということ。
「才能」すなわち「スキルが上達する速さ」は間違いなく重要。
しかし、両方の式を見ればわかる通り、「努力」は1つではなく2つ入っている。
「スキル」は「努力」によって培われる。それと同時に、「スキル」は「努力」によって生産的になる。
「やり抜く力」を強くする4ステップ
「情熱」や「粘り強さ」の鏡のような人をたくさん取材したおかげで、私は「やり抜く力」について多くのことを学んだ。
その全体像から、成熟した「やり抜く力」の人たちに共通する4つの特徴が見えてくる。
1、興味
2、練習
3、目的
4、希望
1、興味
自分のやっていることを心から楽しんでこそ情熱が生まれる。目標に向かって努力することに喜びや意義を感じていた。
だからこそ彼らは、尽きせぬ興味と子どものような好奇心を持って「この仕事が大好きだ」と言う。
2、練習
「粘り強さ」の1つの表れは、「きのうよりも上手になるように」と日々の努力を怠らないことだ。
だからこそ、ひとつの分野に深く興味を持ったら、わき目もふらずに打ち込んで、自分のスキルを上回る目標を設定してはそれをクリアする「練習」に励む必要がある。
自分の弱点をはっきりと認識し、それを克服するための努力を日々繰り返し、何年も続けなければならない。
3、目的
自分の仕事は重要だと確信してこそ「情熱」が実を結ぶ。
目的意識を感じないものに興味を一生持ち続けるのは難しい。だからこそ、自分の仕事は個人的に面白いだけでなく、他の人々の為にも役立つと思えることが絶対に必要だ。
4、希望
希望は困難に立ち向かうための「粘り強さ」だ。
本書では、興味、練習、目的の後に希望を取り上げるが、希望は「やり抜く力」の最終段階だけでなく、あらゆる段階に欠かせない。
最初の一歩を踏み出す時からやり遂げる時まで、時には困難にぶつかり、不安になっても、ひたすら自分の道を歩み続ける姿勢ははかり知れないほど重要だ。
GRIT/グリット〜やり抜く力〜の書評
数年前に話題になった本「GRIT〜やり抜く力〜」。
当時はメディアにも取り上げられていました。
私自身も好きな一冊ですが、今回改めて読み直しましたがやはり良い本ですね。本棚の一軍入り確定です。
様々な実験データの裏付けがあるので納得感がありますね。
参考にできる部分から自分に取り入れて活かせば良いと思います。
社会人向けの自己啓発書ではありますが、中高生などの子供にも読ませたいと思う親も多いはず。
今後、子供向けGRITの本が発売されるかもしれません。
▽GRIT/グリット〜やり抜く力〜
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