【書評・要約】反応しない練習〜仕事や人間関係に疲れた人の為の処方箋まとめブログ〜

反応しない練習

読書大好きゆーぽん(@jiyucho33)です!

今回は読むと心が軽くなる本「反応しない練習」を紹介します!

Amazonのレビューで高評価で、以前から気になっていたので読んでみました。

誰でも仕事やプライベートで様々な方と接しているとイライラや怒り、不安、不満を感じることがあると思います。

この本ではブッダの教えを元に「ムダな反応をしない」ことで、それらのマイナスな感情を抑えることができると説いています。

宗教色が強いと思っていましたが、全くそんなことはなく、誰にでも読みやすい本ですね。

特に人間関係に疲れたという方におすすめの一冊です!

▽反応しない練習

反応しない練習の評判

反応しない練習のポイント

  1. 悩みや苦しみから抜け出す方法は「ムダな反応をしない」
  2. ムダな反応をしないためには、「心を客観視する」
  3. 幸せになるためには「快を大切にする」

反応しない練習はこんな人におすすめ!

  • 仕事やプライベートで人間関係に疲れている人
  • 気持ちの浮き沈みが激しい人
  • いつも怒りっぽく、イライラしてしまう人
  • パートナー(夫・妻)や子供に当たってしまう人

著者の草薙龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん)さんってどんな人?

  • 僧侶、興道の里代表
  • 中学中退後、16歳で家出・上京。
  • 放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。
  • 政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インド仏教指導僧・佐々井秀嶺師のもとで得度出家。
  • 現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。

反応する前に「まず、理解する」

どんな悩みでも解決できるシンプルな“考え方”

悩みの始まりには、きまって心の反応があるのです。

心がつい動いてしまうことーーそれが悩みを作り出している“たったひとつのこと”なのです。

だとすれば、すべての悩みを根本的に解決できる方法があります。

それは「無駄な反応をしない」ことです。

「反応しない練習」を教えてくれるのは古代インドの賢者“目覚めた人”ブッダ。

ブッダの教えとは「心の無駄な反応を止めることで、一切の悩み苦しみを抜ける方法」。

その内容は大きく2つ。

  1. 心の反応を見る
  2. 合理的に考える

それに一体、何の意味があるのか

「自分を認めて欲しい」ーー注目してほしい・愛してほしい・評価してほしいーーと言う承認欲です。

この欲求で外の世界に反応すると、「周りは期待に応えてくれない人間ばかり」だから、不満や物足りなさを感じます。

人間も世の中も「なっていない!」と憤慨したりします。

つまり「他人の小さなことが目に付いて、不満を感じてしまう」という悩みの正体は、「もっと自分を認めて欲しい!」と言う承認欲だったりするのです。

ブッダの考え方の基本は「まず、理解する」こと。

「そうか、私には満たされていないよ承認欲があるのだ」

「この不満は承認欲の不満なのだ」

承認欲を「欲」「欲望」「欲求」などに置き換えてもかまわない。

このように、繰り返し言葉で客観的に理解するように努める。すると反応が静まっていく。

心の状態をきちんと見る

反応せずにまず理解するーーこれが悩みを解決する秘訣です。

特に「心の状態を見る」と言う習慣を持つだけで、心のストレスや怒り、落ち込みや心配などの「ムダな反応」をおさえることが可能になります。

「心の状態を見る」とはどういうことなのか?

その方法は3つ。

  1. 言葉で確認する
  2. 感覚を意識する
  3. 分類する

いずれもムダな反応を沈める絶大な効果を持っている。

良し悪しを「判断」しない

無駄に判断していませんか?

人が悩んでしまう理由の1つは、「判断しすぎる心」にあります。

「判断」とは、この仕事に意味があるとかないとか、人間は生きている意味があるとかないとか、彼と自分を比較すればどちらが優れている、劣っているといった「決めつけ」「思い込み」のことです。

判断は不満、憂鬱、心配事など、たくさんの悩みを作り出す。

もし無駄な判断をしなくなれば、心がすっきりと軽くなり、人生はスイスイと渡りやすくなる。

自分を否定しないどんな時も

失敗したーーと思う事は、仕事でも、人間関係でも、人生全般に必ず起こります。

大事なのはそこで凹(へこ)まないこと。

そして自分を否定しないことです。

「判断」と言う心の反応は厄介なもので、すぐに「評価を下げたかも」「自分は向いていない」「なんてダメな人間なんだ」と自分を責めてしまう。

人によってはコンプレックスや挫折感、生きている価値がないとまで思い詰めることさえある。

こうした自己否定の判断に打ち勝つ強い心作りは、仏教から学べる。

マイナスの感情で「損しない」

大原則「快を大切にしている」

感情にはもう一つ大事な原則があります。

「快を大切にする」ということです。

人はみな「幸せになりたい」と考えるものですが、「幸せ」とは何でしょうか。

「心の状態を見る」と言うブッダの考え方にてらせば、幸か不幸かは“快”か“不快”かという心の状態で定義することになります。

  • 快ーー喜びや楽しさーーを感じている心の状態が「幸せ」
  • 不快ーー怒りや恐れ、満たされなさや不安などーーを感じている心の状態が「不幸」

人間の心の状態は「二者択一」。

私たちの人生は、「快か不快か」の2つの間を揺れ動きながら進んでいく。

幸せになりたいなら「快の反応」を大事に、不幸になりたくないなら「不快な反応しない」ように努力する。

他人の目から「自由になる」

他人からの評価を追いかけない

「あの人にどう思われているのだろう?」と気になる事は、誰にでもありますよね。

ただ、他人の目が気になってしまうと言うのは、しんどいものです。

他者の視線など気にせず、ありのままに振る舞えるようになりたいものです。

他人の目を気にしてしまうのはなぜか?

これは逆に、他人の前で「安心できる状態」を想像すればわかる。

例えば「この人が自分を好きでいてくれる」「高く評価してくれている」と信じられれば安心できる。

ということは、他人の目が気になる心理の正体はやっぱり「承認欲」である。

承認欲があるのは当たり前。問題はここからなぜ、「他人の目を気にしてしまうのか」の理由、つまりプロセスを理解しなくてはならない。

  1. 「認められたい」(自分の価値にこだわる)欲求がある。
  2. その欲求で反応して、「どう見られているのだろう」と妄想する。

つまり、“承認欲が作り出す妄想”ーーそれが「気になる心理」の正体である。

その他、役立つポイント

  • 仕事・人間関係の悩みを理解する
  • 「満たされない心」との折り合いのつけ方
  • 妄想を上手にリセットする方法
  • 「心を掃除する」習慣
  • 苦しみの手放し方
  • 怒りが生まれる原因とは?
  • 本物の「自信」の付け方
  • 「頑張らなきゃ」という思い込み
  • 悩みを半分にする方法
  • 困った相手との関わり方
  • 嫌な過去を忘れる方法
  • 嫉妬やコンプレックスとの向き合い方
  • “よりどころ”という安らぎの心にたどり着く

反応しない練習のまとめ

  • 心の無駄な反応を止めることで、悩みや苦しみから抜け出せる。

  • 他人からの視線で不満や不安を感じてしまう悩みの正体は「承認欲」。

  • 「心の状態を見る」習慣を持つと、ストレスや怒り、落ち込みや心配などの「ムダな反応」をおさえることができる。

  • 無駄な判断をしなければ、心が軽くなる。

  • 失敗したと思う事は誰にでも起こり得る。大事なのは自分を否定しないこと。

  • 人間の心の状態は「二者択一」。幸せになりたいなら「快の反応」を大事に、不幸になりたくないなら「不快な反応しない」ように努力する。

  • 他人の目が気になる心理の正体は「承認欲が作り出す妄想」

反応しない練習の詳細データ

◎ブッダは実は、「超クール」
“独立派”出家僧が教えるあなたの悩みを解決する「原始仏教」入門!

誰かの言葉にすぐ反応。SNS、ツイッター、ネット記事に常に反応……毎日、ムダな「反応」をしていませんか?
すべての「苦しみ」は、自分が「反応する」ことから始まっています。それを理解することが、悩みを解決する第一歩です。
その事実と、具体的な方法論を教えてくれるのは、2500年前の悟った人、ブッダ(原始仏教)。本書では、原始仏典を紐解きながら、現代人の人生に活かせる合理的な考え方を紹介します。何歳からでも始められる――「感情を、上げもせず、下げもしない」ブッダの方法。
(Amazonより)

▽反応しない練習

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jiyucho

フリーランスのデザイナー、ライター。
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